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整骨院・鍼灸院のエキテン、有料掲載は2年で約23%減っていた|運営会社の決算資料が示す事実

「エキテンにお金を払っているけれど、正直、効果が感じられない」——整骨院・鍼灸院のオーナーからよく聞く声です。検索窓にも「エキテン 効果なし」「エキテン 解約」という言葉が並びます。実はこの感覚、自院だけの話ではないことが、運営会社が公表している数字から読み取れます。この記事では、決算説明資料に載っている推移をそのまま示しながら、治療院として次に何を確認すべきかを整理します。

この記事のポイント

  • エキテンの有料掲載店舗は、2023年5月の17,227店から2025年5月の13,305店へ。2年間で3,922店、約23%減っている(運営会社デザインワン・ジャパンの決算説明資料の公表値)。
  • 同じ期間に無料掲載店舗は301,223店から335,562店へ約11%増えている。つまり店はエキテンから離れているのではなく、「有料をやめている」。1店あたりの月額(ARPU)も7,435円から6,873円へ下がっている。
  • 同社は2025年9月29日付でGMO TECHとの経営統合により上場廃止となった。上場企業として四半期ごとに数字を開示する義務がなくなるため、この推移を外から確認できる資料は当面これが最後になる。

有料掲載店舗は、2年で3,922店減っている

エキテンを運営する株式会社デザインワン・ジャパンは、決算説明資料のなかで有料掲載店舗数の推移を四半期ごとに公表しています。2025年8月期 第3四半期の資料に載っている数字を並べると、減少が一貫していることが分かります。

エキテンの有料掲載店舗数の推移の図解。2023年5月の17,227店から、23/8は16,442店、23/11は15,786店、24/2は15,099店、24/5は14,494店、24/8は14,023店、24/11は14,011店、25/2は13,580店、そして25/5は13,305店へと一貫して減少し、2年間で3,922店、約23%減った
9四半期連続でほぼ一直線。一時的な落ち込みではない

2年で約23%の減少です。しかも途中で持ち直した四半期がなく、ほぼ一直線に減り続けています。「効果が感じられない」と感じている院が一定数いて、その多くが実際に有料掲載をやめている——数字の形はそう読めます。

ただし、店はエキテンから離れていない

ここで面白いのが、同じ資料に載っているもう一つの数字です。無料掲載店舗は、同じ2年間で301,223店から335,562店へ、約11%増えています。

同じ2年間の3つの数字の対比図解。有料掲載店舗は22.8%減(17,227店から13,305店)、無料掲載店舗は11.4%増(301,223店から335,562店)、1店あたりの月額ARPUは7.6%減(7,435円から6,873円)。掲載自体はやめておらず、有料をやめている構造
掲載はやめていない。やめているのは「有料」のほう

つまり、店はエキテンという場所から消えているわけではありません。掲載は残したまま、お金を払うのをやめている。 そして1店あたりの月額(ARPU)も7,435円から6,873円へ下がっています。有料掲載の数も、単価も、同時に下がっている状態です。

この数字を、自院はどう読めばいいか

誤解のないように書いておくと、これは「エキテンをやめるべきだ」という話ではありません。地域や業種によっては、今も有効に機能しているケースがあります。 大事なのは他院の動向ではなく、自院にとって効いているかどうかです。判断材料は、次の3つで揃います。

  1. 1直近12か月の支払総額を出す——月額プラン、オプション、キャンペーン費用をすべて含める
  2. 2その期間に、エキテン経由で来院した新規患者の数を数える——予約時の問診票やヒアリングで経路を聞いていれば集計できる。聞いていないなら、今日から「何をご覧になってお越しになりましたか」の一言を追加する
  3. 3支払総額 ÷ 新規患者数 で「1人あたりいくら払ったか」を出す——この数字を、自院の平均的な生涯来院回数×単価と比べる

この計算をすると、「効果が感じられない」という感覚が、数字として妥当なのかどうかがはっきりします。感覚のまま続けるのが一番もったいないので、まずここから始めてください。

有料掲載を見直すなら、受け皿を先に作る

有料掲載を減らす判断をするなら、先に受け皿を用意しておくのが順番として安全です。 減らしてから考えると、その間の新規が落ち込みます。受け皿とは、患者さんが自分で探して見つけてくれる経路——Googleビジネスプロフィール、地図、そしてAI検索での見え方です。ここには1件ごとの手数料がかかりません。

整えるべきことは、実はそれほど複雑ではありません。院名・住所・電話番号・営業時間が、掲載しているすべてのサービスで一致していること。写真と施術メニューが最新であること。クチコミに返信があること。 これだけです。書き出してみれば、どれも特別な技術は要りません。

ただ、正直なところ面倒です。 掲載先の数だけ管理画面があり、それぞれ登録の作法が違い、一度そろえても移転や営業時間の変更のたびにズレていきます。しかも治療院は、施術中は手が離せません。できるかどうかではなく、続けられるかどうかの問題になります。

ミチビトがお引き受けしているのは、この部分です。主要サービスへの店舗情報の一括反映、Googleビジネスプロフィールの整備と改ざんの監視、クチコミ返信の下書き、そして地図やAI検索での見え方の定点確認まで。まずは自院がいまどう見えているかを、お問い合わせから無料でご相談ください。整備の中身は機能一覧にまとめています。

まとめ:今日、10分でやること

エキテンの有料掲載店舗は2年で約23%減り、無料掲載は増えている——お金を払う理由がなくなってきていることを、運営会社の数字が示しています。ただし判断すべきは他院の動向ではなく、自院の数字です。

  1. 1直近12か月のエキテンへの支払総額を出す(プラン料・オプション・キャンペーンをすべて含めて)
  2. 2問診票に「何をご覧になってお越しになりましたか」の選択肢を1行足す——来月から経路が貯まり始めます
  3. 3有料掲載を見直す前に、手数料のかからない受け皿(GBP・地図・AI検索での見え方)がいまどうなっているかを確認する——この確認は、ミチビトの無料診断でも院名と住所をLINEで送るだけで代行しています(無理な売り込みはしません)

出典

よくある質問

Q.エキテンの有料掲載は、やめたほうがよいのですか?

A.一律にそうとは言えません。地域や業種によっては今も機能しているケースがあります。判断すべきは他院の動向ではなく、自院にとって効いているかどうかです。直近12か月の支払総額と、その期間にエキテン経由で来院した新規患者の数を出し、1人あたりいくら払ったかを計算してみてください。

Q.有料掲載店舗が減っているのは、エキテンだけの現象ですか?

A.ポータルサイト全体で、固定の掲載料から従量課金へ収益の軸足を移す動きが見られます。たとえばホットペッパービューティーは2026年1月から予約の流通総額に対する従量課金を追加しました。エキテンの場合は、有料掲載の数と1店あたりの月額が同時に下がっており、有料の価値そのものが問われている状態と読めます。

Q.エキテン経由の新規が何人いるか分かりません。どうすればよいですか?

A.問診票に「何をご覧になってお越しになりましたか」という質問と、主要な経路の選択肢を1行足してください。今日から始めれば、来月には判断材料が貯まり始めます。この記録がないと、どの支払いが効いているのかを判断できないまま払い続けることになります。

Q.この数字は今後も確認できますか?

A.確認は難しくなります。デザインワン・ジャパンはGMO TECHとの経営統合により2025年9月29日付で上場廃止となったため、上場企業として四半期ごとに業績を開示する義務がなくなりました。本記事で引用した2025年8月期 第3四半期の資料が、外部から推移を確認できる当面最後の資料になります。

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