食べログの掲載料はいくら?|公式は非公開でも、"平均額"はIRに載っている
「食べログの掲載料って、結局いくらなんだろう」——調べたことのあるオーナーは多いはずです。公式サイトにプラン別の金額は載っておらず、ネット上の情報も古いものや伝聞が混ざっていて、確かめようがありません。ところが、運営会社であるカカクコムが投資家向けに公開している決算説明資料には、契約店舗が平均いくら払っているかがはっきり載っています。この記事では、その一次情報だけを使って、食べログへの支払いの実像と、自店で確認すべきポイントを整理します。
この記事のポイント
- 食べログの掲載料金プランは公式には公開されていない。ただし運営会社カカクコムの決算説明資料(FY26/3 第2四半期)には契約店舗の平均月額が載っており、飲食店広告は22,800円、飲食店予約は16,700円。
- 広告(掲載料)側の平均月額は約2年半(FY24/3 Q1→FY26/3 Q2)で22,500円→22,800円とほぼ横ばい。伸びているのは予約(従量課金)側で、同じ期間に13,300円から16,700円へ約25%上昇した。「値上げの通知は来ていないのに支払いが増える」のはこの構造による。
- 広告と予約の両方を契約している店の平均支払額は、単純合算で月約39,500円。自店の支払いを「固定の掲載料」と「予約に連動する従量分」に分けて把握することが、見直しの第一歩になる。
「掲載料はいくら?」に、公式の答えはない
食べログのプラン別の掲載料金は、公式には公開されていません。だから「うちの支払いは高いのか、普通なのか」を判断する基準が持てず、検索窓には「食べログ やめたい」「食べログ 解約 違約金」「食べログ 解約 できない」といった言葉が実際に並びます(Googleサジェスト・2026年8月時点の実測)。なお、解約の条件や違約金の有無について運営会社が公表している一次情報は確認できておらず(2026年8月時点)、本記事では推測で扱いません。この記事が扱うのは、確かめられる数字=支払いの実像です。
運営会社のIRには「平均いくら払っているか」が載っている
カカクコムが投資家向けに公開している決算説明資料(FY26/3 第2四半期・2025年11月5日)には、契約店舗1店あたりの平均月額(ARPU)が載っています。飲食店広告(掲載)が月22,800円、飲食店予約(従量)が月16,700円。契約店舗数はそれぞれ60,400店と90,000店です。プラン別の定価は分からなくても、「契約している店が平均いくら払っているか」は運営会社自身が公表しているわけです。

広告と予約の両方を契約している場合、平均どうしの単純合算で月約39,500円(22,800円+16,700円)が一つの目安になります。これは平均値の足し算による概算であり、実際の支払額は契約内容と予約件数で変わりますが、「自店の支払いが平均と比べてどの位置にあるか」を測る物差しにはなります。
伸びているのは「掲載料」ではなく「予約」の側
もう一つ、同じ資料の推移から分かる重要な事実があります。飲食店広告のARPUは、約2年半前(FY24/3 第1四半期)の22,500円に対して直近(FY26/3 第2四半期)は22,800円と、ほぼ横ばい。つまり「掲載料の値上げ」は起きていません。一方で飲食店予約のARPUは同じ期間に13,300円から16,700円へ、約25%上昇しています。伸びているのは、ネット予約が入るほど支払いが増える従量課金の側です。予約が増えるのは本来うれしいことのはずなのに、ポータル経由ではそのぶん支払いも増える——売上が伸びても利益率は同じようには伸びない構造とも言えます。

自店で確認する3ステップ
定価が非公開である以上、判断材料は自店の実額です。次の3ステップで、支払いの中身を分解してみてください。
- 1直近12か月の食べログ関連の支払いをすべて書き出す(広告プランの固定費・ネット予約の従量分・オプションを分けて並べる)
- 2「固定分」と「予約連動分」の比率を出し、どちらが増えているかを確認する
- 3予約連動分のうち、すでに常連になっているお客様のネット予約がどれくらいあるかを見る——本来は電話や直接予約でよかった取引に従量費が乗っているなら、そこが真っ先に見直せる部分
特に3番目は、ホットペッパービューティーの回でも指摘した共通の見直しポイントです。従量課金の時代は、「新規のお客様を連れてくる支払い」と「もともとのお客様に経由されているだけの支払い」を分けて見ることが、どのポータルでも効きます。
常連のお客様の予約を直接予約に切り替えるのは、大きな仕組みがなくても始められます。会計時に「次回はお電話や公式LINEでも予約できます」と一言伝える。レシートや店頭に公式LINEのQRコードを置く。予約確認の連絡をLINEに寄せていく。 この程度の一手からで十分です。すでに関係のできているお客様なので、切り替えの心理的なハードルは新規のお客様よりずっと低いはずです。
並行して育てる「もう一つの入口」
念のために書いておくと、この記事は「食べログをやめるべきだ」という話ではありません。新しいお客様との出会いをつくる場として、グルメサイトには今も力があります。問題は、入口がそこにしか無い状態です。予約が増えるほど支払いも増える構造である以上、手数料のかからない入口——検索・地図・AI検索で直接見つけてもらう経路を、並行して育てておく価値があります。そして大事なのは、この経路経由の予約や来店には、食べログの従量課金が発生しないということです。
- 業種
- 創作鉄板料理
- 地域
- 西麻布
- 結果
- 「西麻布 鉄板焼き」で Gemini・Google AIモード・Google検索・Googleマップの4面すべてで上位。ChatGPTでも「1軒だけなら」の筆頭に
オーナーの声:「『西麻布 鉄板』などで検索したときに、自分の店がきちんと表示されるようになってきました。英語メニューの整備も進み、海外のお客様をご案内しやすくなっています。グルメサイト頼みだった集客を、自分たちで動かせる手応えがあります。」※2026年6月時点の各AI検索での表示例です。AIの回答・表示順は時期や条件により変わります。
ミチビトは、この「もう一つの入口」を整える作業を代行しています。いまの支払いの分解も含めて、お問い合わせからお気軽にご相談ください。どんな作業をしているかは機能一覧にまとめています。
まとめ:今日、10分でやること
支払いが増えている正体は、予約の従量課金側でした(広告は月22,800円でほぼ横ばい、予約は約25%上昇)。定価が見えないからこそ、自店の数字を出すところからです。今日やることは3つだけです。
- 1直近12か月の食べログの請求を開き、「固定の掲載料」と「予約に連動する従量分」に分けて書き出す(10分で終わります)
- 2従量分のうち、すでに常連のお客様の予約がどれくらいあるかを数える
- 3その数字を持って、手数料のかからない入口(検索・地図・AI検索)が今どうなっているかを確かめる——自分でやるなら5つの面に同じ検索語を投げるだけ。ミチビトの無料診断でも、この確認を店名と住所を送るだけで代行しています(無理な売り込みはしません)
出典
よくある質問
Q.食べログの掲載料はいくらですか?
A.プラン別の料金は公式には公開されていません。ただし運営会社カカクコムの決算説明資料から、契約店舗の平均月額(ARPU)は分かります。FY26/3 第2四半期時点で、飲食店広告(掲載)が月22,800円、飲食店予約(従量)が月16,700円です。あくまで平均値であり、実際の金額は契約プランと予約件数によって変わります。
Q.値上げの通知は来ていないのに、支払いが増えているのはなぜですか?
A.伸びているのが従量課金(予約)側だからです。広告側の平均月額は約2年半でほぼ横ばい(22,500円→22,800円)ですが、予約側は同じ期間に13,300円から16,700円へ約25%上昇しています。ネット予約が増えるほど支払いも増える構造のため、「値上げ」の形を取らずに支払額が育っていきます。
Q.食べログをやめれば解決しますか?
A.やめる必要はありません。新規のお客様との出会いをつくる場として今も有効です。問題は入口が一つしかない状態です。まず支払いを「固定分」と「予約連動分」に分解し、常連のお客様の予約に従量費が乗っていないかを確認したうえで、手数料のかからない経路(検索・地図・AI検索)を並行して育てることをおすすめします。
Q.自店の支払いが適正かどうかは、どう判断すればよいですか?
A.2つの物差しがあります。1つは本記事の平均額(広告22,800円・予約16,700円・合算で約39,500円)との比較。もう1つは売上に対する販促費全体の比率で、リクルートホールディングスは決算説明会で、販促費・広告宣伝費は一般的に平均で売上収益の5%から10%程度と言われている、と述べています。自店の実額をこの2つに当てて確認してください。